肩こりとは
「首から肩、背中にかけてのコリ感、痛み、重だるさなどの不快感」という症状名であって病名ではありません。
この肩こりは実に多くの病気が原因で起こりうる症状ですが特に病気がなくとも起こりやすい症状です。
では特に病気のない肩こりとは何なのか…。
一言で言うと「首・肩・背中の筋肉の異常な緊張」です。
この異常な緊張を起こす原因により、その治療法・対処法は少しずつ異なります。
あらゆる病気に根治療法と対処療法があるように、肩こり一つとっても根本から治す方法と、とりあえずの肩こりを取り除く対処療法があり、この二つを組み合わせた治療方法が本当に効果的な肩こり治療になります。
でないと「とりあえずマッサージは受けたがしばらくしたらすぐにまたこり始めた」ということになります。
原因がストレスや仕事の疲労から来ることが多いので、治療院の先生も「仕方がないですね」といって定期的な治療を勧めることが多いです。
マッサージ好きの方が癒し目的で週一回のマッサージを楽しみにしているのならば良いのですが、私は「肩こりは治る」と思っているのでそうは思いません。
では、どのようにして肩こりが起こらないように治療していくのかを紹介します。
まずはどんな肩こりなのかを知る
「肩こり」という名前は夏目漱石が作った造語だそうです。この言葉が一般化されて以来、この症状名が意味する範囲はかなり広いものとなりました。
首の痛み、頭痛、背中の痛み、肩甲骨周囲の痛みは肩こりと表現されやすいです。
だいたい肩という言葉がさす範囲が広いので、細かい場所の特定をしなければなりません。
肩の周辺は筋肉・神経の分布が複雑で、首・背中・肩甲骨・腕との関連がそれぞれ密なので、当然互いに影響しあいます。
診察の時には一つ一つ「頭痛は?首の痛みは?」とたずねていきます。
特に首の痛み・動かしにくさは重要です。
首の神経が圧迫されたり、首の筋肉が緊張していると肩こりの原因になりこの場合、肩こりの治療は首の治療になります。
もちろん肩も触りますが、それは「対処療法」。
「根本治療法」は首の治療、もしくはさらに首の異常を起こしているそのほかの部分の治療になります。
では肩こりをいくつかのタイプにわけてみます。
①疲労による肩こり
これは恐らくもっとも多いと思われるタイプです。首・肩・背中の筋肉が持続した等尺性運動により血行不良→酸素不足・老廃物蓄積により痛み・だるさ・コリ感がでます。
たとえばオフィスでPCを使って仕事。このとき首~肘くらいまではほとんど動いていませんがしっかり運動しています。動かしていませんが力が入っています。「動かないという運動」をしているわけです。空気イスみたいなものですね。
筋肉はこの「動かないという運動」がとても苦手です。筋肉は動くことにより血管がしごかれて血液の流れが促進されますが、動かない運動中には血液量が不足します。緊張(運動)中の筋肉の中に十分な血液を送るのは安静時の心臓ポンプの力だけでは足りません。なので不足します。肩こりの理由がこれだけならば、休息をとったり軽く運動するだけで回復します。
②緊張による肩こり
これは一部①とかぶります。疲労と緊張は区別しにくいですが、肩こりが起きる仕組みが少し違います。原因は脳神経です。体の筋肉のうち、脳から直接出ている脳神経でその運動が支配される筋肉がいくつかあります。こういった筋肉は気分・感情などの精神状態でも左右されます。わかりやすいのが顔の表情筋です。うれしいときと不快なときで表情が違うのはそのためです。
顔の筋肉以外にも脳神経に支配されている筋肉が二つあります。それが僧帽筋と胸鎖乳突筋です。この二つはいずれも肩こりの原因になる筋肉です。そのため緊張して肩に力が入ることがあっても、緊張して足に力は入りません。
またこのタイプはアゴに痛みや疲れを感じることが多いです。体の力を抜くのが苦手な人も多いです。 この場合、治療方法として局所の筋肉を緩めても再発しやすいです。治療方法として脳神経支配部分の緊張をとる必要があります。局所のみでも結果として脳神経の過剰な緊張をとることができますが、そこで一工夫するのが天鳳流。再発しづらい・効果が長持ちするのが特徴です。
③首が原因の肩こり
そもそも首の痛み・コリも「肩こり」として表現されることが多いです。ここでは後頭部・頚椎などに異常がある場合を指します。通常「肩」のみの肩こりの場合、首の動きにさほど異常はありません。頭痛もありません。肩こりの原因として首の異常がある場合、頭痛・首の痛み・首のコリを感じていたり、過去にムチウチなど首の怪我をしたことがあることが多いです。 このタイプは手のだるさ・痛みなどを訴えることも多いです。
④腕の筋肉が原因の肩こり
上腕の筋肉、正確にはワキの下の筋肉が緊張している場合。①と似ていますが、この場合いわゆる肩こりの場所をいっしょうけんめいマッサージしてもいまいちスッキリしません。この辺を見極められるかどうかが「肩こり上手な治療院」です。このタイプは③と同様手のだるさ・痛みが出ることもありますが、首の症状が余りありません。
⑤カゼをひいた時の肩こり
これは鍼灸治療院ならではの得意分野。「葛根湯」という風邪薬をご存知ですか?これはカゼの初期に用いる薬で、体を温め、カゼによる体のこわばりをとる効果がありますが、同時に「肩こりの薬」なのです。いくつかのツボの組み合わせでこの葛根湯と同様の効果が出せるのです。この場合、指圧のみ・又は指圧と鍼に加えてお灸を併用すると効果大です。
⑥胃の障害による肩こり
これも鍼灸治療院ならではの肩こり治療です。マッサージ屋さんではこの発想はなかなかないでしょう。このタイプの肩こりも、一生懸命に肩をマッサージしても楽にならない、またすぐにこってしまうことが多いです。 内臓の異常が体表に痛みやコリとして現れることを「内臓体制反射」と言います。逆に腰や脚にある胃のツボを刺激して胃の治療をするのが鍼灸・指圧の得意とするところです。 肩こりの治療なのに腰や脚を刺激するので、不思議に思うかもしれませんがこれが効きます。
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てんほうスポーツ治療院のプレミアム出張治療を是非ご堪能ください!
海浜幕張 舞浜 新浦安へ出張治療いたします
「首から肩、背中にかけてのコリ感、痛み、重だるさなどの不快感」という症状名であって病名ではありません。
この肩こりは実に多くの病気が原因で起こりうる症状ですが特に病気がなくとも起こりやすい症状です。
では特に病気のない肩こりとは何なのか…。
一言で言うと「首・肩・背中の筋肉の異常な緊張」です。
この異常な緊張を起こす原因により、その治療法・対処法は少しずつ異なります。
あらゆる病気に根治療法と対処療法があるように、肩こり一つとっても根本から治す方法と、とりあえずの肩こりを取り除く対処療法があり、この二つを組み合わせた治療方法が本当に効果的な肩こり治療になります。
でないと「とりあえずマッサージは受けたがしばらくしたらすぐにまたこり始めた」ということになります。
原因がストレスや仕事の疲労から来ることが多いので、治療院の先生も「仕方がないですね」といって定期的な治療を勧めることが多いです。
マッサージ好きの方が癒し目的で週一回のマッサージを楽しみにしているのならば良いのですが、私は「肩こりは治る」と思っているのでそうは思いません。
では、どのようにして肩こりが起こらないように治療していくのかを紹介します。
まずはどんな肩こりなのかを知る
「肩こり」という名前は夏目漱石が作った造語だそうです。この言葉が一般化されて以来、この症状名が意味する範囲はかなり広いものとなりました。
首の痛み、頭痛、背中の痛み、肩甲骨周囲の痛みは肩こりと表現されやすいです。
だいたい肩という言葉がさす範囲が広いので、細かい場所の特定をしなければなりません。
肩の周辺は筋肉・神経の分布が複雑で、首・背中・肩甲骨・腕との関連がそれぞれ密なので、当然互いに影響しあいます。
診察の時には一つ一つ「頭痛は?首の痛みは?」とたずねていきます。
特に首の痛み・動かしにくさは重要です。
首の神経が圧迫されたり、首の筋肉が緊張していると肩こりの原因になりこの場合、肩こりの治療は首の治療になります。
もちろん肩も触りますが、それは「対処療法」。
「根本治療法」は首の治療、もしくはさらに首の異常を起こしているそのほかの部分の治療になります。
では肩こりをいくつかのタイプにわけてみます。
①疲労による肩こり
これは恐らくもっとも多いと思われるタイプです。首・肩・背中の筋肉が持続した等尺性運動により血行不良→酸素不足・老廃物蓄積により痛み・だるさ・コリ感がでます。
たとえばオフィスでPCを使って仕事。このとき首~肘くらいまではほとんど動いていませんがしっかり運動しています。動かしていませんが力が入っています。「動かないという運動」をしているわけです。空気イスみたいなものですね。
筋肉はこの「動かないという運動」がとても苦手です。筋肉は動くことにより血管がしごかれて血液の流れが促進されますが、動かない運動中には血液量が不足します。緊張(運動)中の筋肉の中に十分な血液を送るのは安静時の心臓ポンプの力だけでは足りません。なので不足します。肩こりの理由がこれだけならば、休息をとったり軽く運動するだけで回復します。
②緊張による肩こり
これは一部①とかぶります。疲労と緊張は区別しにくいですが、肩こりが起きる仕組みが少し違います。原因は脳神経です。体の筋肉のうち、脳から直接出ている脳神経でその運動が支配される筋肉がいくつかあります。こういった筋肉は気分・感情などの精神状態でも左右されます。わかりやすいのが顔の表情筋です。うれしいときと不快なときで表情が違うのはそのためです。
顔の筋肉以外にも脳神経に支配されている筋肉が二つあります。それが僧帽筋と胸鎖乳突筋です。この二つはいずれも肩こりの原因になる筋肉です。そのため緊張して肩に力が入ることがあっても、緊張して足に力は入りません。
またこのタイプはアゴに痛みや疲れを感じることが多いです。体の力を抜くのが苦手な人も多いです。 この場合、治療方法として局所の筋肉を緩めても再発しやすいです。治療方法として脳神経支配部分の緊張をとる必要があります。局所のみでも結果として脳神経の過剰な緊張をとることができますが、そこで一工夫するのが天鳳流。再発しづらい・効果が長持ちするのが特徴です。
③首が原因の肩こり
そもそも首の痛み・コリも「肩こり」として表現されることが多いです。ここでは後頭部・頚椎などに異常がある場合を指します。通常「肩」のみの肩こりの場合、首の動きにさほど異常はありません。頭痛もありません。肩こりの原因として首の異常がある場合、頭痛・首の痛み・首のコリを感じていたり、過去にムチウチなど首の怪我をしたことがあることが多いです。 このタイプは手のだるさ・痛みなどを訴えることも多いです。
④腕の筋肉が原因の肩こり
上腕の筋肉、正確にはワキの下の筋肉が緊張している場合。①と似ていますが、この場合いわゆる肩こりの場所をいっしょうけんめいマッサージしてもいまいちスッキリしません。この辺を見極められるかどうかが「肩こり上手な治療院」です。このタイプは③と同様手のだるさ・痛みが出ることもありますが、首の症状が余りありません。
⑤カゼをひいた時の肩こり
これは鍼灸治療院ならではの得意分野。「葛根湯」という風邪薬をご存知ですか?これはカゼの初期に用いる薬で、体を温め、カゼによる体のこわばりをとる効果がありますが、同時に「肩こりの薬」なのです。いくつかのツボの組み合わせでこの葛根湯と同様の効果が出せるのです。この場合、指圧のみ・又は指圧と鍼に加えてお灸を併用すると効果大です。
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これも鍼灸治療院ならではの肩こり治療です。マッサージ屋さんではこの発想はなかなかないでしょう。このタイプの肩こりも、一生懸命に肩をマッサージしても楽にならない、またすぐにこってしまうことが多いです。 内臓の異常が体表に痛みやコリとして現れることを「内臓体制反射」と言います。逆に腰や脚にある胃のツボを刺激して胃の治療をするのが鍼灸・指圧の得意とするところです。 肩こりの治療なのに腰や脚を刺激するので、不思議に思うかもしれませんがこれが効きます。
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080-5544-0104
メールでのお問い合わせは下記のアドレスへ
boss104kashima@gmail.com
※当院の発行する治療費用の受取証ならびに領収証は医療費控除の対象となります。
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